布沢口村(読み)ふざわぐちむら

日本歴史地名大系 「布沢口村」の解説

布沢口村
ふざわぐちむら

[現在地名]只見町坂田さかた

小林こばやし村の北、大倉おおくら村の東に位置し、伊南いな川に北東から流入する支流布沢川の右岸にある。北東は滝原たきばら村。山が迫る狭い平地に小名高砂子たかさご仮休かりやす(現仮安)がある。和泉田組に属する。「会津風土記」に「布沢口」とみえる。天明八年(一七八八)の廻国使案内手鑑(馬場家文書)では高一五三石余、免二ツ三分八厘七毛、年貢は三分一が米納、家数一五(うち空家六)・人数六五。化政期の家数は本村九・高砂子三・仮休九(新編会津風土記)。天保九年(一八三八)の御手鑑(只見町郷土史資料)では免は田四ツ八分一厘一毛・畑四ツ八分八厘六毛、家数一九・人数七二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android