市之代村(読み)いちのだいむら

日本歴史地名大系 「市之代村」の解説

市之代村
いちのだいむら

[現在地名]取手市市之代

小貝こかい川西南岸に位置。南の貝塚かいづか村と当村を結ぶ論所ろんしよ道は悪水止の堤で、両村の論争の原因となっていた。「廿三町村沿革」によれば、慶長元年(一五九六)より寛文六年(一六六六)まで堀田備中守領、同七年より天領、同八年より延宝八年(一六八〇)まで酒井忠挙領、天和元年(一六八一)天領、翌年より幕末まで下総関宿藩領。寛文一二年・延宝五年・天和二年・元禄一五年(一七〇二)検地が行われた。なお「寛文朱印留」には堀田正俊(のち古河藩主)領として「市野代村」がみえている。文政一一年(一八二八)の市之代村流作場年貢割付状(椎名半之助文書)などによれば小貝川の流作場の畑三町七反三畝二四歩は天領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android