差覆(読み)さしおおう

精選版 日本国語大辞典 「差覆」の意味・読み・例文・類語

さし‐おお・う ‥おほふ【差覆】

〘自ハ四〙 木の枝などが伸びて、おおいかぶさる。
古今(905‐914)東歌・一〇九九「をふのうらにかたえさしおほひなるなしのなりもならずもねてかたらはん〈伊勢うた〉」
※俳諧・先手後手集(1767)落柿舎の記「窓前の草高く、数株の柿の木枝さしおほい、五月雨漏尽して、畳・障子かびくさく」

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