川熊村(読み)かわくまむら

日本歴史地名大系 「川熊村」の解説

川熊村
かわくまむら

[現在地名]古川市川熊

江合えあい川北方の低丘陵上にあり、栗原郡に属し、西は宮沢みやざわ村、東は化女けしよう沼を隔てて小野この村、南は長岡ながおか村と接する。地名について、もとは川隈と書き、さいかち川流域の隈に当たるためという(宮沢村誌)正保郷帳に田六二貫七一一文・畑五貫八一八文とあり、ほかに同所新田三貫四〇一文がある。「封内風土記」の戸数は二一。長清ちようせい古墳は奈良時代の円墳で、周辺から土師器須恵器と布目瓦が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報