川津南村(かわづみなみむら)とは？意味や使い方

日本歴史地名大系「川津南村」の解説

[現在地名]城川町川津南

黒瀬（くろせ）川上流にあり、南は高野子（たかのこ）村に接し、東は九十九曲（くじゆうくまがり）峠を経て土佐（現高知県檮原町）に至る。周辺を五〇〇メートル級の山に囲まれた小盆地状の村。宇和島藩領。慶安元年伊予国知行高郷村数帳（一六四八）の宇和郡の項に「河津南村　柴山・茅山・小川有」とある。

太閤検地の石高は三二五石、耕地面積の比率は田が六二パーセント、畑が三八パーセントである。寛文検地には石高は約一・四倍に増え、田が二〇パーセント、畑が八〇パーセントの比率に変わっており、とくに畑の面積は一〇倍になっている。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報