川崎市立看護短期大学(読み)かわさきしりつかんごたんきだいがく(英語表記)Kawasaki City College of Nursing

大学事典 「川崎市立看護短期大学」の解説

川崎市立看護短期大学[公立]
かわさきしりつかんごたんきだいがく
Kawasaki City College of Nursing

看護婦養成所の指定を受けた川崎市立高等看護学院を起源とし,看護学を大学教育の中核に位置づける,看護学科1科3年制の政令指定都市唯一の公立短期大学。1964年(昭和39)に神奈川県川崎市市民の健康保持と増進の役割を担う市立病院への看護師充足のため,男女共学の高等看護学院を開学,92年(平成4)に川崎市立看護専門学校に改称。川崎新時代2010プランに基づき,看護師の確保・資質の向上を図るため,1995年に公立短期大学を設置。看護に関する高度の知識および技術について教授研究し,併せて豊かな教養人格を備え,社会の保健医療の向上に寄与し得る有能な人材を育成することを目的とする。生命の尊厳と人間理解を基盤にして,自ら考え,課題を解決する力や豊かな人間性をはぐくむことをめざし教育課程を構成。開設時の特徴である豊富な教養科目である「人間理解の基礎」において,人間を深く理解する幅広い教養と,相手を尊重できる豊かな感性,健康な心身をはぐくむ能力を養う教育目標を推進。2016年4月現在の学生数240人。
著者: 坪根輝彦

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報