資質(読み)ししつ

精選版 日本国語大辞典 「資質」の意味・読み・例文・類語

し‐しつ【資質】

〘名〙 生まれつきの性質才能資性天性。姿質。
童子問(1707)中「夫修養之引年、資質之変化、皆可勉而至焉」
※富岡先生(1902)〈国木田独歩〉三「ただ其資質(シシツ)に一点我慢強い処のある上に」 〔塩鉄論‐相剌〕

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デジタル大辞泉 「資質」の意味・読み・例文・類語

し‐しつ【資質】

生まれつきの性質や才能。資性。天性。「両親資質を受け継ぐ」「資質に恵まれる」
[類語]素質資性美質特質特性属性天分能力性格性質性向性情気質たちしょう性分しょうぶん気性きしょう気立て人柄心柄こころがら心根こころね心性しんせい品性個性人格キャラクターパーソナリティー

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普及版 字通 「資質」の読み・字形・画数・意味

【資質】ししつ

生まれつき。天資。〔漢書仲舒伝〕臣聞く、良玉は(ゑ)らず。質潤美にして、(こくてん)を待たずと。此れの黨人(孔子を讃仰する村人)の、學ばずして自ら知るに異なること(な)きなり。

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世界大百科事典(旧版)内の資質の言及

【能力】より

…一般に能力は,教育や環境などの後天的要因と素質的・生得的要因の複合の結果,個人の中に形成されるものである。これに対して,生得的素質によって規定されている個人の潜在的可能性を性能または資質capacityというが,能力という言葉はこれを含む上位概念として使われる場合もある。 ところで人間の能力の構造および規定要因をどのように考えるかは,時代と社会によって異なり,またしばしば論争の的になる。…

※「資質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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