嵐喜世三郎(初代)(読み)あらし きよさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「嵐喜世三郎(初代)」の解説

嵐喜世三郎(初代) あらし-きよさぶろう

?-1713 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
2代嵐三右衛門の門人。八百屋お七の役を得意とし,江戸での公演の折,衣装の紋に「丸に封じ文」を使用し,それが後世のお七役の衣装の紋になった。濡事(ぬれごと)を得意として大坂,京都,江戸で活躍。喜世三郎の名は天保(てんぽう)まで5代つづくが,初代のみ有名。正徳(しょうとく)3年閏(うるう)5月15日死去。前名は花井喜代三郎。通称は嵐喜世三。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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