嵐 三五郎(8代目)(読み)アラシ サンゴロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「嵐 三五郎(8代目)」の解説

嵐 三五郎(8代目)
アラシ サンゴロウ


職業
歌舞伎俳優

本名
常田 六三郎(ツネダ ロクサブロウ)

出身地
東京都

経歴
大正7年沢村訥子門下生となり、劇団紺青座、新国民座を主宰した。女形でスタート、のちには男役も。戦後は関西歌舞伎に加わり、昭和25年8代目嵐三五郎を襲名。大阪、名古屋を中心に舞台に立った。29年夫人の実家のある福岡市へ移住。34年から始まった福岡名士劇の指南役となり、厳しい演技指導で知られた。36年からは北九州名士劇(のちに消滅)も指導するなど九州での歌舞伎の振興、発展に尽くした。

受賞
博多町人文化勲章〔昭和54年〕 福岡市文化賞〔昭和54年〕

没年月日
昭和58年 8月28日 (1983年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android