山根前横穴古墳群(読み)やまねまえよこあなこふんぐん

日本歴史地名大系 「山根前横穴古墳群」の解説

山根前横穴古墳群
やまねまえよこあなこふんぐん

[現在地名]石越町東郷 山根前

東北本線石越駅の東南約七キロ、はさま川などによって形成された迫川低地に向かって張出した石越丘陵の南斜面に造成されている。一〇基が調査され、玄室・玄門・羨道を有する両袖式の横穴からなる。玄室平面形には方形長方形・楕円形のものがある。玄室立面形にはアーチ形とドーム形がある。玄室に石を敷いて台床状にしたものもある。出土遺物には一千点を超す多量の玉類・布(麻布か)土師器須恵器などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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