山本耀司(読み)やまもとようじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山本耀司」の意味・わかりやすい解説

山本耀司
やまもとようじ

[生]1943.10.3. 東京
服飾デザイナー。慶應義塾大学法学部を卒業後,文化服装学院で2年間学び,1970年オートクチュールの店を開く。 72年既製服部門のワイズ設立。 81年春パリ・プレタポルテ・コレクションに参加,刺激的な作品を発表し,川久保玲とともに話題をさらう。アンドロジナス (両性具有) という新しい概念をファッション界に定着させた。 87年東京ファッションデザイナー協議会代表幹事。 90年フランスでオペラマダム・バタフライ』の衣装製作にあたる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山本耀司」の解説

山本耀司 やまもと-ようじ

1943- 昭和後期-平成時代の服飾デザイナー。
昭和18年10月3日生まれ。渡仏後,オートクチュールを開業。昭和47年ワイズを設立。56年パリコレクションに川久保玲とともに初参加,洋服の概念をうちやぶるボロルックなどの作品で世界のファッション界に衝撃をあたえた。以後パリにアトリエをもち国際的に活躍。オペラの衣装も手がける。平成23年フランス芸術文化勲章コマンドール。東京都出身。慶大卒,文化服装学院卒。

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