山口吉谷村(読み)やまぐちよしたにむら

日本歴史地名大系 「山口吉谷村」の解説

山口吉谷村
やまぐちよしたにむら

[現在地名]丸岡町山口・吉谷

丸岡城下の東方、竹田たけだ川の上流山間の小盆地にある。山竹田やまたけだ村に隣接し、東北は加賀国境の山々に連なる。中世長畝のうね郷に属していたと思われる。

慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では山竹田村に含まれていた。村名は正保郷帳にみえ、田方五三石余・畠方二五一石余。元禄八年(一六九五)以降丸岡藩領。天保九年(一八三八)の御領分高免牛馬男女竈改帳(高椋家文書)によると、山口と吉谷が別々に記され、山口は家数三〇・人数一四七で馬五頭・牛二頭、吉谷は家数六・人数二二で馬一頭であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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