履捨・穿捨(読み)はきすてる

精選版 日本国語大辞典 「履捨・穿捨」の意味・読み・例文・類語

はき‐す・てる【履捨・穿捨】

〘他タ下一〙
履物を乱雑に脱いで、そのままにする。
浮世草子好色一代女(1686)一「素足にわら草履はき捨(ステ)
② 履物や足袋・靴下・ズボンなどを一度はいただけで捨てる。また、修理洗濯などをしないで捨てる。

はき‐すて【履捨・穿捨】

〘名〙 履物や足袋・靴下・ズボンなどを一度はいただけで捨ててしまうこと。また、修理や洗濯などをしないではいていて、古くなると捨てること。
※浮世草子・好色一代女(1686)五「年よれば其身は梧の引下駄の踏捨(ハキステ)のごとく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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