届文(読み)とどけぶみ

精選版 日本国語大辞典 「届文」の意味・読み・例文・類語

とどけ‐ぶみ【届文】

  1. 〘 名詞 〙 先方に送り届ける手紙。特に、江戸時代遊女から客に送り届ける手紙。
    1. [初出の実例]「毎日の届文ひとつの山をなし」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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