局所徴験(読み)きょくしょちょうけん(英語表記)Lokalzeichen; local sign

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「局所徴験」の意味・わかりやすい解説

局所徴験
きょくしょちょうけん
Lokalzeichen; local sign

刺激の受容部位に応じて感覚が質的に異なるという考えに基づく局所的な特徴をさす。局所示標ともいう。このような局所的な特徴に応じて,刺激部位の定位が可能になるとする学説を局所徴験説あるいは局所記号説という。 R.H.ロッツェによって提出された学説で,われわれが皮膚の刺激部位を見なくてもそこを定位することができるのは,こうした局所に応じた特異性,すなわち局所徴験があるためとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android