小鳥掛村(読み)ことりがけむら

日本歴史地名大系 「小鳥掛村」の解説

小鳥掛村
ことりがけむら

[現在地名]遠賀町鬼津おにづ

鬼津村の西、平野(遠賀平野)に突き出た丘陵の南麓に位置し、南は尾崎おざき村。唐津街道が村の北部を通っていた(元禄国絵図)。かつては鬼津村のうちで、別村となった後も同村の枝郷として扱われた。集落は一ヵ所(続風土記拾遺・続風土記)。「松本雑録」によると、寛永一五年(一六三八)まで御牧(のち遠賀)郡代下見孫左衛門の知行地で、寛文一三年(一六七三)に新高免になったという(遠賀町誌)。田圃志に村名が載り、元禄五年(一六九二)には高二六二石余(うち畠高一二石余)・反別二六町七反余、家数一八・人数九〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android