小量・少量(読み)しょうりょう

精選版 日本国語大辞典 「小量・少量」の意味・読み・例文・類語

しょう‐りょう セウリャウ【小量・少量】

〘名〙 (形動)
① ほんのわずかな分量。すこしの数量。また、わずかで、とるに足りないさま。
※本朝文粋(1060頃)四・為入道前内大臣入道表〈大江匡衡〉「陛下廻大陽之皇鑒、照小量之懇衷
舎密開宗(1837‐47)内「強て試んと欲ば必ず先づ少量より始むべし」
度量が狭いこと。狭い度量。狭量(きょうりょう)。自分の力量を謙遜してもいう。
実隆公記‐明応五年(1496)九月二八日「和哥各十二首可撰給之由称之、小量更難及、只愚意之分注出先遣之者也」
※歌舞伎・富士三升扇曾我(生立曾我)(1866)三幕「讒言を用ふるは取るに足らざる小量(セウリャウ)なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android