小薩摩(読み)コザツマ

デジタル大辞泉 「小薩摩」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざつま【小薩摩】

江戸浄瑠璃太夫、2世薩摩次郎右衛門のこと。その父、薩摩浄雲大薩摩とよんだのに対していう。
小薩摩節」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小薩摩」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざつま【小薩摩】

[1] 江戸浄瑠璃の太夫である薩摩浄雲を大薩摩と呼んだのに対し、その子二世薩摩次郎右衛門をさしていう。
[2] 〘名〙 「こざつまぶし(小薩摩節)」の略。
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)一「さかひ町のかたへ人あまたゆくほどに、あとに付て行て見れば、〈略〉大薩摩小(コ)ざつまなどとて、鼠戸をならべて太鼓を打つ」

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