小童・少童・小僮（読み）しょうどう

精選版 日本国語大辞典

しょう‐どう セウ‥【小童・少童・小僮】

〘名〙

① 小さいわらわ。年少の男子。男の子。こわらわ。

※内裏式（833）七月七日相撲式「先出_二占手_一〈用_二四尺以下小童_一、前一日於_二内裏_一量_二長短_一〈略〉〉」

※大観本謡曲・谷行（1546頃）「かくて小童思ひの外。峰入の姿山伏の、兜巾(ときん)・篠懸(すずかけ)・苔の衣」 〔北史‐李先伝〕

② 少年の召使い。走り使いの役をする少年。

※西国立志編（1870‐71）〈中村正直訳〉一「嘗て自ら棉磨の工場に在て小僮（〈注〉コゾウ）たりしとき」 〔白居易‐南塘暝興詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典