小石川祥雲寺門前(読み)こいしかわしよううんじもんぜん

日本歴史地名大系 「小石川祥雲寺門前」の解説

小石川祥雲寺門前
こいしかわしよううんじもんぜん

[現在地名]文京区白山はくさん二丁目

祥雲寺境内の西側および南側に成立した門前町屋で、通りを隔てて西は小石川喜運寺こいしかわきうんじ門前、東は上総大多喜藩松平(大河内)氏中屋敷、南は先手組同心組屋敷・小石川伝通院御掃除こいしかわでんづういんおそうじ町など。祥雲寺は和田倉わだくら(現千代田区)創立。古くは浄光じようこう院と号し、駿河台(現同上)金杉かなすぎを経て寛永一三年(一六三六)に当地に移転した。移転以来門前町屋を起立して浄光院門前と称したが、金杉にあった頃から門前町屋があったかどうかは不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android