小石川大塚龍門寺門前(読み)こいしかわおおつかりゆうもんじもんぜん

日本歴史地名大系 「小石川大塚龍門寺門前」の解説

小石川大塚龍門寺門前
こいしかわおおつかりゆうもんじもんぜん

[現在地名]文京区大塚おおつか三丁目

伝通でんづう院前から大塚方面に抜ける通り(現春日通)の北側に成立した門前町屋で、小石川大塚窪こいしかわおおつかくぼ町の中ほどに割込む天満宮社(別当龍門寺)境内の南側を占める。通りを隔てて南は陸奥平藩安藤氏の下屋敷、北は小石川村、東は陸奥守山藩松平氏の上屋敷など。龍門寺が別当を勤めるうし天神(金杉天満宮、現北野神社)境内のうち八一九坪が水戸藩上屋敷に囲込みになったので、龍門寺はその代地として万治三年(一六六〇)当地に八一九坪余の地所を下し置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報