精選版 日本国語大辞典 「年月」の意味・読み・例文・類語
とし‐つき【年月】
〘名〙
※万葉(8C後)五・八〇四「世間の 術なきものは 年月(としつき)は 流るる如し」
※万葉(8C後)四・五七九「見まつりていまだ時だにかはらねば、年月のごとおもほゆる君」
③ (副詞的にも用いる) 年来。年頃。数年この方。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「中のおとどのひめ君に、とし月きこえさせんとおもふを」
ねん‐げつ【年月】
〘名〙 年と月。としつき。歳月。
※万葉(8C後)三・二八八・左注「右今案不レ審二幸行年月一」
※読本・椿説弓張月(1807‐11)続「辰の年月(ネンゲツ)日時に生れたる、女子を募(もとめ)て犠(にゑ)とし」 〔史記‐三代世表〕
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