小枚宿神社(読み)おひらのすくねじんじや

日本歴史地名大系 「小枚宿神社」の解説

小枚宿神社
おひらのすくねじんじや

[現在地名]峰町三根

てらうち鎮座近世蔵王権現とも称した。旧村社。祭神は現在建比良鳥命とする。「三代実録」貞観一二年(八七〇)三月五日条にみえる従五位上の神階となった「小枚宿禰神」を当社に比定する説がある。寛平六年(八九四)正五位下となる「小坂宿禰名神」(「日本紀略」同年九月三〇日条)も当社とされ、「延喜式」神名帳に上県郡一六座の一つとして「小枚オヒラノ宿禰命神社」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android