小手森村(読み)おでもりむら

日本歴史地名大系 「小手森村」の解説

小手森村
おでもりむら

[現在地名]東和町針道はりみち

針道村の南東に位置し、南は北戸沢きたとさわ村。北東のごく一部分が伊達郡境となっている。延享三年(一七四六)の二本松藩御巡見録(伊豆家文書)によると、本田高三五一石余・新田高三一石余、家数六六。村の北東隅に口太くちぶと(朽人山とも、八四二・六メートル)があり、頂上近くにどんな干天にも水の枯れることがないといわれる夏無なつなし沼がある。縄文時代早・前期の口太山遺跡がある。字西作の常盤にしさくのときわ神社(通称樵明神)は朽人山に付会して実方朝臣のあこやの松の口碑伝説を伝えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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