小工面(読み)こくめん

精選版 日本国語大辞典 「小工面」の意味・読み・例文・類語

こ‐くめん【小工面】

〘名〙
① (形動) (「こ」は接頭語) 小才の利くこと。ちょっとした才覚のあること。また、そのさま。小利口
※家鴨飼(1908)〈真山青果〉三「そちこちからの落水竹樋なぞ通して小工面に堰止(せきと)めたものだ」
② 金銭上のちょっとした都合
※黴(1911)〈徳田秋声〉四四「その女は今は近所に住んでゐる小工面(こクメン)の好い或大工に嫁入してゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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