小利口(読み)こりこう

精選版 日本国語大辞典 「小利口」の意味・読み・例文・類語

こ‐りこう【小利口】

〘形動〙 (「こ」は接頭語)
小才のあるさま。目先のことに気がつき抜け目がないさま。
※俳諧・末若葉(1697)下「小利口にうってつけたり鰹うり〈堤亭〉」
② ちょっとしゃれているさま。小意気なさま。
※俳諧・枯尾花(1694)下「鳴ぬ間人をうかがふほととぎす〈桐奚〉 家のふるきを小利口に住む〈嵐戎〉」

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デジタル大辞泉 「小利口」の意味・読み・例文・類語

こ‐りこう【小利口】

[形動][文][ナリ]目先のことによく気が付き抜けめがないさま。「小利口な娘」「小利口に立ち回る」
[類語]あざとい小賢しい賢しいそつがない腹黒い悪賢いずる賢いこざかしい狡猾さがない腹汚いずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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