近所(読み)キンジョ

デジタル大辞泉 「近所」の意味・読み・例文・類語

きん‐じょ【近所】

ある場所からちかいところ。近辺付近。「自宅はこの近所です」
近くの家。「近所づきあい」「隣近所
[類語](1手近い程近い近い間近い間近じきすぐ至近目前鼻先手が届く指呼しこ咫尺しせき目睫もくしょうかん目と鼻の先近く付近近辺近隣近傍界隈かいわい近回り近間ちかまそのへん最寄りそば手近卑近身辺かたわわき片方かたえ手もともと足元座右左右手回り身の回りまのあたり目睫もくしょう面前目の前眼前現前目先鼻面はなづら鼻っつら前面正面真ん前手前先方直前/(2四隣しりん町内市内市中隣組向こう三軒両隣りょうどなり隣近所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近所」の意味・読み・例文・類語

きん‐じょ【近所】

〘名〙
① 近いところ。近辺。付近。
源平盛衰記(14C前)四五「近所(キンショ)より、新しき桶杓(ひしゃく)を尋ね出し」
主君側近。また、側近として仕える人。
※幸若・百合若大臣(寛永版)(室町末‐近世初)「きんじょのねうぼうとりつぎみだいどころにまいらせあぐる」
③ 数を表わす語の下に付いて、だいたいそれぐらいである意を表わす。
※やもり物語(1907)〈寺田寅彦〉「主人はもう五十を越した〈略〉主婦は之れも五十近所で」

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