小出粲(読み)コイデツバラ

デジタル大辞泉 「小出粲」の意味・読み・例文・類語

こいで‐つばら【小出粲】

[1833~1908]歌人江戸の生まれ。号、如雲・梔園しえん宮内省に勤め、御歌所寄人おうたどころよりうどとなる。歌集くちなしの花」など。

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精選版 日本国語大辞典 「小出粲」の意味・読み・例文・類語

こいで‐つばら【小出粲】

歌人。初名鎮平。号梔園(しえん)。江戸の浜田藩邸に生まれる。宮内省に入り、御歌所寄人。画、武芸にも長じる。歌集に「久知那志の花」「小出粲翁家集」。天保四~明治四一年(一八三三‐一九〇八

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小出粲」の解説

小出粲 こいで-つばら

1833-1908 明治時代の歌人。
天保(てんぽう)4年8月28日生まれ。瀬戸久敬にまなぶ。明治10年宮内省文学御用掛となり,のち御歌所寄人(よりうど)をつとめる。35年歌誌「くちなしの露」を創刊旧派ながら新味のある歌風で知られた。明治41年4月15日死去。76歳。江戸出身。本姓松田。号は梔園(しえん)。歌集に「くちなしの花」。

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