寺山遺跡(読み)てらやまいせき

日本歴史地名大系 「寺山遺跡」の解説

寺山遺跡
てらやまいせき

[現在地名]徳島市八万町 寺山

園瀬そのせ川の自然堤防上に位置する弥生時代から中世にかけての複合遺跡。遺跡の所在地は古代寺院金剛こんごうこう寺があった地とされる。平成一四年(二〇〇二)から一五年の調査で、金剛光寺のあった小高い丘陵てら山の麓で遺跡の所在が確認された。弥生時代後期集落が営まれたのを端緒に、古墳時代前期・後期、奈良時代・平安時代・鎌倉時代・室町時代と時代が進むにしたがって、園瀬川の旧河道の位置が東寄りにずれたことにより集落の範囲が広がる。同川は近世初頭に寺山の北側の現在の位置に付替えられたとされ、これを契機に遺跡は急速に縮小した。


寺山遺跡
てらやまいせき

[現在地名]秦野市寺山 清水

金目かなめ川左岸の南面する台地上にある縄文中期から後期前半の集落跡。標高約一七〇メートル。昭和一〇年(一九三五)に調査され、同三九年にも東中学校敷地拡張に先立って調査された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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