寝床・寝所(読み)ねどこ

精選版 日本国語大辞典 「寝床・寝所」の意味・読み・例文・類語

ね‐どこ【寝床・寝所】

[1] 〘名〙 寝るための床。寝る場所。臥床(ふしど)寝室。ねま。ねどころ。ねど。
書紀(720)皇極三年正月(岩崎本訓)「高く新(にひ)しき蓐(ネトコ)を鋪(し)きて」
滑稽本浮世床(1813‐23)初下「寐所(ネドコ)にこまる時泊るあてに」
[2] 落語。義太夫自慢の旦那が、奇声を恐れて聞きに来ない店子や使用人たちを、おどしと御馳走で集めたものの、小僧一人を除いて皆寝てしまう。さげはとたん落ち別名「寝床浄瑠璃」「素人浄瑠璃」。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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