精選版 日本国語大辞典 「御馳走」の意味・読み・例文・類語
ご‐ちそう【御馳走】
① 心を込めたもてなし。また、そのときふるまう酒や料理など。
② うまい飲み物や食べ物。ぜいたくな食事。立派な料理。
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初「手形の『びいる』が一ぽんと、あらはれやした。ところで、しゃアしゃアと御馳走(ゴチソウ)てうだいの間が」
③ 追従(ついしょう)すること。御機嫌とりをすること。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)五「かたじけなき㒵つき追(つち)で庭はくといふ御地走(ゴチソウ)ふるし、新しき御機嫌取の咄しに夜を明し」
④ (形動) =ごちそうさま(御馳走様)
※滑稽本・浮世床(1813‐23)二「『蛸助に蕎麦を奢らせますやうにまもらせ給へ』〈略〉『これは御馳走(ゴチサウ)でございます。サアサア蕎麦屋へはやく誂て来い』」
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