富田 常次郎(読み)トミタ ツネジロウ

20世紀日本人名事典 「富田 常次郎」の解説

富田 常次郎
トミタ ツネジロウ

明治・大正期の柔道



生年
慶応1年(1865年)

没年
昭和12(1937)年1月13日

出生地
伊豆国韮山(静岡県)

旧姓(旧名)
山田

経歴
12歳の時嘉納治五郎の父に認められて上京書生となる。治五郎が講道館を開設すると明治15年6月5日に入門し、門人第1号となる。得意技は巴投げで、四天王のひとりと称される。理論や教育、海外普及に功績があり治五郎を助け講道館発展に寄与。24年には学習院で生徒の柔道を天覧に供し、これ以後講道館柔道の天覧がはじまる。37年から柔道普及のため7年間にわたり渡米。昭和2年7段。「姿三四郎」の作者富田常雄は息子。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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