寄与(読み)きよ

精選版 日本国語大辞典 「寄与」の意味・読み・例文・類語

き‐よ【寄与】

〘名〙
① 寄贈すること。あたえること。〔文明本節用集(室町中)〕
② 世のため、人のために力を尽くすこと。貢献すること。
※米国及び英国に対する宣戦の詔書‐昭和一六年(1941)一二月八日「東亜の安定を確保し、以て世界の平和に寄与するは」 〔賈島‐送韓湘詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「寄与」の意味・読み・例文・類語

き‐よ【寄与】

[名](スル)社会や人のために役に立つこと。貢献。「世界平和に寄与する」
[類語]献身貢献尽力挺身ていしん奉仕奉公裨益ひえき尽くす骨身を惜しまず粉骨砕身身をにする身を削る骨身を削る命をささげるボランティアサービスアフターサービスケアアフターケアボランタリー自発的公共心公徳心犠牲犠牲的献身的ささげる捨て石利他利他心志願慈善篤志有志殉ずる篤志家

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寄与」の読み・字形・画数・意味

【寄与】きよ

送る。南朝宋・陸凱〔に贈る詩〕を折りて驛ふ 寄與す、頭の人 江南無(なか)らん 聊(いささ)か一枝の春を

字通「寄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)

イタリア系フランス人の天文学者。カシニともいう。ニース近郊に生まれ、ジェノバで聖職修業中に、ガリレイの弟子カバリエリに師事して数学・天文学を修得し、1650年25歳でボローニャ大学教授に任ぜられた。惑...

カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android