富木 友治(読み)トミキ トモジ

20世紀日本人名事典 「富木 友治」の解説

富木 友治
トミキ トモジ

昭和期の民俗研究家 農村モデル鹿角図書館長。



生年
大正5(1916)年2月9日

没年
昭和43(1968)年5月24日

出生地
秋田県角館

別名
号=鬼灯舎人

学歴〔年〕
日本大学芸術科〔昭和14年〕中退

経歴
上京して日本大学芸術科に学ぶが、昭和14年に中退して帰郷以後、柳田國男の指導の下で郷土秋田の民俗研究を進め、武藤鉄城らと郷土研究誌「瑞木」を刊行。また、地方文化運動でも活躍し、北方文化同盟を主宰して郷里の伝統工芸である樺細工の技術保存に努めた。昭和38年農村モデル鹿角図書館長に就任、いち早く自動車文庫をはじめるなど独特な運営で知られた。著書に「地誌田沢湖」「橡の木の物語」「角館の話」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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