家田村(読み)いえたむら

日本歴史地名大系 「家田村」の解説

家田村
いえたむら

[現在地名]豊岡村家田

敷地しきじ川の中流左岸に位置し、南は大当所おおとうしよ村。当村は佐野家先祖が開発し、もとは上田村とよんでいたとされる(享和二年「遠逝記」佐野家文書)正保郷帳によると田方二六三石余・畑方二八石余。幕府領。延宝五年(一六七七)検地が行われ(「家田村検地帳」佐野家文書)元禄郷帳では高一六八石余。国立史料館本元禄郷帳でも幕府領。

家田村
いえだむら

[現在地名]大津市真野家田町まのいえだちよう

谷口たにぐち村の西方に位置する。天正一一年(一五八三)八月の御蔵入目録(浅野家文書)に家田谷口二九六石余とある。寛永石高帳に村名がみえ、高八一石余のうち膳所藩領六三石余・幕府領七石余などとなっている。天明七年(一七八七)当村庄屋から西源さいげん(現天台真盛宗)再建の真海に屋敷一ヵ所が寄付されているが、宛先は本尊阿弥陀如来と不動明王となっている(中塚文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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