家庭配本サービス(読み)かていはいほんさーびす(英語表記)home delivery service

図書館情報学用語辞典 第5版 「家庭配本サービス」の解説

家庭配本サービス

身体障害者や外出困難な高齢者など,来館が難しい人々の自宅に資料を届ける図書館サービス.自宅配本サービス,宅配サービスなどと呼ばれることもある.図書館員が直接届ける体制をとっている場合と,ボランティアや福祉関係職員などが届ける場合があるが,以下の点により前者の方が望ましいとされる.すなわち,利用者が自宅で手にできる蔵書情報,流通情報に限りがあり,専門家としての図書館員の相談が必要であり,また,職員の側にとっても,利用者の要求を直接聞く機会になること,利用者の読書の秘密を守る必要があることである.配本の方法としては,自動車や移動図書館による定期的な巡回を行う方式と,利用者からの要求に応じてその都度訪問する方式がある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android