宰予(読み)サイヨ

デジタル大辞泉 「宰予」の意味・読み・例文・類語

さい‐よ【宰予】

中国春秋時代の人。孔門の十哲一人あざなは子我。昼寝孔子に戒められた話が有名。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「宰予」の意味・読み・例文・類語

さい‐よ【宰予】

[1] 孔子の門弟で、十哲中の一人。字(あざな)は子我。通称宰我。魯の人。斉の大夫。子貢と並んで弁論の雄といわれた。
[2] (「論語公冶長」に宰予が昼寝をして孔子に「朽木は彫るべからず、糞土の牆は塗るべからず」と戒められたとあるところから) 昼寝、または、昼寝する者の意。
浮世草子・元祿大平記(1702)七「そばにありける大福帳を引よせ枕にして、宰予(サイヨ)がたのしびに周公をや夢みられんとおもはる」

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