宮川(三重県 旧村名)(読み)みやがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「宮川(三重県 旧村名)」の意味・わかりやすい解説

宮川(三重県 旧村名)
みやがわ

三重県中部、多気郡(たきぐん)にあった旧村名(宮川村(むら))。現在は大台町南西部を占める地区。1956年(昭和31)荻原(おぎはら)、領内(りょうない)の2村が合併して成立。1959年大杉谷(おおすぎだに)村と合併。2006年(平成18)大台町に合併。宮川上流域で、地域の90%以上を森林が占める。県道大台ヶ原線が幹線で一部国道422号に接続し、宮川ダムまでバスが走るが、その先は徒歩でしか入れない。米作や肉用牛の肥育が主体で、木材シイタケ、茶などを産し、アマゴ・ニジマスの養殖が行われるが、過疎化が著しい。大台ヶ原、大杉谷(国指定天然記念物)への登山口にあたり、全域が奥伊勢(おくいせ)宮川峡県立自然公園域。宮川ダムから上流は吉野熊野国立公園に属する。

[伊藤達雄]

『『宮川村史』全2冊(1994、1995・宮川村)』


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