宮古路薗八(3世)(読み)みやこじそのはち[さんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮古路薗八(3世)」の意味・わかりやすい解説

宮古路薗八(3世)
みやこじそのはち[さんせい]

宮薗節演奏家享保~安永年間 (1716~81) 頃の京都の人で,1世宮古路薗八弟子。初名宮古路哥内。別名可内弁仲。宝暦初年頃,師の節を正しく伝えるという意味で,春富士正伝改名正伝節として知られた。江戸に下り,正伝節の普及に努めたが,明和5 (68) 年頃3世宮古路薗八となった。『江戸の絵姿』1曲だけが正伝の作曲したものと推定され,現存する。

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