演奏家(読み)えんそうか

精選版 日本国語大辞典 「演奏家」の意味・読み・例文・類語

えんそう‐か【演奏家】

〘名〙 器楽演奏職業とする人。
※器楽的幻覚(1928)〈梶井基次郎〉「それは演奏家の右手が高いピッチのピアニッシモに細かく触れてゐるときだった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の演奏家の言及

【演奏】より

…一般に芸術活動は,創作と享受という二つの活動から成り立つが,演劇や舞踊などとともに実演芸術に区分される音楽においては,創作と享受の中間に,楽曲を音楽として時間的に実現するための演奏行為が介在する。相互に密接した関連をもつ創作―演奏―享受の行為は,西洋の近代からたがいに独立し,作曲家―演奏家―聴衆の区別が生じるようになった。西洋の中世音楽やルネサンス音楽,東洋や日本の伝統音楽においては,演奏家はしばしば作曲家を兼ね,比較的制約の少ない楽譜をもとに自由な即興演奏を行っていた。…

※「演奏家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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