室蘭岳(読み)むろらんだけ

日本歴史地名大系 「室蘭岳」の解説

室蘭岳
むろらんだけ

室蘭市北部と登別市西部の境にそびえる死火山で標高九一一メートル。山頂に一等三角点がある。国土地理院の地形図では「鷲別岳(室蘭岳)」とみえる。山川地理取調図に「モロラン岳」、現在の登山口付近にある石碑には「昭和九年七月九日、室蘭嶽登山口」とあり、地元の人々は室蘭岳とよび親しんできた。火山岩類を主とする新第三紀層を覆って、第四紀更新世に安山岩溶岩が噴出して形成されたが、火口らしきものはない。頂上の南側はなだらかな牧場となっているが、北部は切れ落ちて沢登りや岩登りなども行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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