客館(読み)きゃっかん

精選版 日本国語大辞典 「客館」の意味・読み・例文・類語

きゃっ‐かん キャククヮン【客館】

〘名〙
① 客を応対したり泊めたりするための建物
続日本紀‐天平四年(732)一〇月癸酉「始置造客館司」 〔春秋左伝‐僖公三三年〕
旅行者を泊めることを業とする家。客桟(かくさん)旅館かっかん。

かっ‐かん カククヮン【客館】

〘名〙 (「かく」は「客」の漢音) 旅行者を泊めることを業とする家。旅館。きゃっかん。
菅家文草(900頃)二・夏夜於鴻臚館、餞北客帰郷「征帆欲繋孤雲影、客館争容数日

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「客館」の読み・字形・画数・意味

【客館】きやくかん(くわん)

賓客を招くところ。〔漢書、公孫弘伝〕弘~數年にして宰相封侯に至る。是(ここ)に於て客し、東閣を開いて以て賢人(ひ)き、與(とも)に謀議に參ぜしむ。

字通「客」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android