宝珠山村(読み)ほうしゆやまむら

日本歴史地名大系 「宝珠山村」の解説

宝珠山村
ほうしゆやまむら

面積:二二・五六平方キロ

県および朝倉郡の南東端に位置し、東は金剛野こんごうの峠を越えると大分県日田市、西は小石原こいしわら村と杷木はき町、北は田川郡添田そえだ町に接する。北は英彦ひこ山・古処こしよ山地釈迦しやかヶ岳(八四四・二メートル)大日だいにちヶ岳(八二九・八メートル)、西はでん(七二五・五メートル)じようさこ(五四五・六メートル)土師どし(四五六・一メートル)が連なる山間の村。村域は南北約八キロ、東西約二・五―三キロの長方形、中央を宝珠山川が南流し、小石原村からの大肥おおひ川と合流して筑後川に注ぐ。北部は耶馬日田英彦山やばひたひこさん国定公園に含まれる。県下でも多雪地域の一つである。宝珠山川沿いを南北にJR日田彦山線が走り、北から筑前岩屋ちくぜんいわや大行司だいぎようじ・宝珠山の三駅がある。

宝珠山村
ほうしゆやまむら

[現在地名]宝珠山村宝珠山

上座じようざ郡の東端、釈迦しやかヶ岳(八四四・二メートル)大日だいにちヶ岳(八二九・八メートル)の南麓、筑後川支流の大肥おおひ川・宝珠山川上流域の山間部に位置する。北は豊前国田川郡落合おちあい(現添田町)、東は豊後国日田郡鶴河内つるかわち(現大分県日田市)。大肥川と宝珠山川が南端近くで合流し、村内を日田街道が通る。民居は四〇余ヵ所に散在する(続風土記拾遺)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報