安藤 孝三(読み)アンドウ コウゾウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「安藤 孝三」の解説

安藤 孝三
アンドウ コウゾウ


肩書
元・衆院議員(無所属倶楽部)

生年月日
明治31年5月

出身地
愛知県知多市

経歴
大正5年名古屋港上空で米飛行士アート・スミスの曲芸飛行を見て以来航空界を志し、13年地元知多市海岸に安藤飛行機研究所を開設して民間パイロット養成に乗り出す。15年名古屋―新宮、昭和3年名古屋―二見―蒲郡間に定期航路を始めるなど民間航空の先駆けとなる役割を果たした。12年代議士に選ばれ、初登院に名古屋港から羽田沖まで水上機で飛ぶなどの話題もまいた。育てたパイロットの中には樽林寿一・元運輸省航空局技術課長や日本の女流パイロット1号・西崎キクのほか、戦後の民間航空で活躍した人々が多数含まれる。

没年月日
昭和60年2月10日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android