安勝寺(読み)あんしようじ

日本歴史地名大系 「安勝寺」の解説

安勝寺
あんしようじ

[現在地名]諫早市金谷町

本明ほんみよう川左岸にある。寂静山と号し、浄土真宗本願寺派本尊阿弥陀如来。天正年間(一五七三―九二)唐人廟に庵を結んでいた善心を開基として創建されたと伝える。この草庵は水中に身を投じた地頭の姫の菩提を弔うために建立されたものともいう。肥前佐賀藩親類同格諫早家の初代龍造寺家晴の入部に伴って現在地に寺地を与えられ、慶長一五年(一六一〇)領内の真宗惣道場たることを公認され、「伊佐早村」の安勝寺円喜が木仏を下付されている(木仏之留)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android