宇随村(読み)うずいむら

日本歴史地名大系 「宇随村」の解説

宇随村
うずいむら

[現在地名]丸岡町宇随

丸岡城下の南方九頭竜くずりゆう川の自然堤防上に位置する農村で、地籍は九頭竜川を南北に挟み、「越前地理指南」に「九頭竜川を隔二ケ所ニ分レ居ス」とある。北東福庄ふくしよ村。枝村として四屋よつやがあった(越前国名蹟考)。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では磯部南いそべみなみ保に含まれていたと思われる。村名は正保郷帳にみえ、田方一四一石余・畠方一四二石余。福井藩領。文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によれば松平主馬の知行所であった。

安永二年(一七七三)の福井藩金津領村鏡(高橋家文書)によると、高二八四・七二石、田方二町余、畑方一町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android