宇宙開発委員会(読み)ウチュウカイハツイインカイ

デジタル大辞泉 「宇宙開発委員会」の意味・読み・例文・類語

うちゅうかいはつ‐いいんかい〔ウチウカイハツヰヰンクワイ〕【宇宙開発委員会】

宇宙開発に関する施策を総合的に行った審議機関。昭和43年(1968)に総理府設置。平成13年(2001)からは文部科学省審議会となる。宇宙政策委員会新設に伴い平成24年(2012)7月廃止SAC(Space Activities Commission)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇宙開発委員会」の意味・わかりやすい解説

宇宙開発委員会
うちゅうかいはついいんかい

日本の宇宙開発に関する計画を審議,決定し,その決定に基づき内閣総理大臣意見を述べる審議会で,宇宙開発委員会設置法 (昭和 43年法律 40号) により総理府に置かれた。 1968年8月に,それまでの宇宙開発審議会を解散して発足した。 2001年1月の中央省庁再編に伴い,宇宙開発委員会の法的位置づけは文部科学省内に置かれる審議会と同様となり,宇宙航空研究開発機構にかかわる事項を処理することとなった。

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世界大百科事典(旧版)内の宇宙開発委員会の言及

【科学技術政策】より

…経済的に落着きをみた昭和40年代に入り,自主技術の開発の必要性が叫ばれ,大型科学技術を国の手で開発する計画が相ついでとりあげられた。動力炉開発計画(1967)についで宇宙開発計画が発足,宇宙開発委員会が設置され,このほか海洋開発に関心が高まったほか,国の資金による大型プロジェクト,開発も始められた(1966)。このように自主技術開発を目ざす国の活動は高められたが,一方,環境汚染防止,保健医療等,経済成長のかげに,なおざりにされてきた分野への対応の要請が高まったほか,科学技術の社会への適用に伴う影響を事前に評価するテクノロジー・アセスメントがとりあげられた。…

※「宇宙開発委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」