子ども銀行(読み)こどもぎんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「子ども銀行」の意味・わかりやすい解説

子ども銀行
こどもぎんこう

日本の小,中学校の特別活動の一環として学校の指導のもとに生徒が銀行,郵便局などを模して自主的に運営する貯蓄運営組織。 1948年に大阪で始り,同年4月に大蔵省銀行局長,文部省学校教育局長により都道府県知事に対する「教育機関を通じての貯蓄思想の啓蒙」という通達が出され,以後,多数の都道府県に広まった。 66年に従前の通達を整理統合して「子ども銀行」運営要領が示され,さらに 71年には学習指導要領改定に伴い運営要領があらためて示された。全体の傾向としては,55年頃をピークに以後減少している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android