姶郷(読み)あいらごう

日本歴史地名大系 「姶郷」の解説


あいらごう

和名抄」所載の郷。同書名博本は始臈とする。諸本とも訓を欠く。「鹿児島県史」はアヒラで、吾平あいらに同じく、後世姶良あいらにあたり、当郷辺りが大隅・姶羅二郡の境界であったとしている。現吾平町域を主とし、周辺部に及ぶとみられる。一帯肝属きもつき平野に散在する古墳群の一角で、円墳一二基・地下式横穴墓七基などがあり、当郷の比定地としては適地といえよう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android