姥目樫(読み)ウバメガシ

デジタル大辞泉 「姥目樫」の意味・読み・例文・類語

うばめ‐がし【×姥目×樫/×姥芽×櫧】

ブナ科の常緑小高木。暖地の海岸近くの山中自生。葉は長楕円形で、堅い。5月ごろ、雄花雌花とをつける。実は食用。材は備長炭びんちょうずみ原料。名は、若葉褐色であるところに由来。うまめがし。うばめ。
[類語]赤樫白樫粗樫

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精選版 日本国語大辞典 「姥目樫」の意味・読み・例文・類語

うまめ‐がし【姥目樫】

足摺岬(1949)〈田宮虎彦〉「赤茶けた部屋の中にかすかな青みを投げこんだ。それは檐先の馬目樫(ウマメガシ)の葉の茂みのせいだった」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「姥目樫」の解説

姥目樫 (ウバメガシ・ウバメガシワ;ウマメガシ)

学名Quercus phyllyraeoides
植物。ブナ科の常緑小高木・低木,園芸植物

姥目樫 (ウバメガシ)

植物。ヤブコウジ科の常緑低木,薬用植物イズセンリョウ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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